京都に生まれ育ち、さまざまな地域企業の支援を行う代表スタッフの橋本。
金融機関で9年間の勤務を経て独立。
今は経営者の「夢」の実現に寄り添いながら活動を続けています。
そんな彼の原動力とは──このインタビューから、その人柄を紡いでみました。
地域の企業がなくなることを他人事にはできない

── 「企業支援の道」に進まれたきっかけは何だったのでしょう?
橋本:実は、僕の実家は祖父・祖母がそれぞれカメラ屋さんや着物の卸などの個人事業主の家系でしたす。子どものころ、後継者不足とバブル経済のあおりを受けて廃業することになって。
子ども心に、なんとなく「寂しいな」と思った気持ちが、ずっと残ってるんですよね。
当時は小学生だったんですが、「大人の事情」で終わっていく世界を、何もできずにただ見ているような感覚がありました。
── なるほど…地元企業への思いは、そのころから。
橋本:そうですね。大学では経営を学びました。高校生の時から「自分は誰かの夢を応援する側に立ちたい」と思っていました。
だから新卒ではお金のことを学ぶために金融機関に入りました。融資という形で企業の挑戦を支えることができると思ったからです。
対峙する人の夢を、いちばん信じていたい

── 金融機関から中小企業診断士に転身したのは、どんな心境の変化が?
橋本:仕事を通じて多くの経営者と出会ってきましたが、相談される内容って「お金」だけじゃないんですよ。
たとえば「従業員との関係がうまくいかない」とか「引き継ぎが不安だ」とか、経営者としても、人としても葛藤していることがたくさんあって。
自分の原点を振り返った時に、お金だけではなく、そういう“根っこの部分”に関われる存在になりたいと思って、診断士の道に進みました。
── 相談者の「本音」に寄り添っている感覚なんですね。
橋本:「僕が応援したい人が、僕のお手伝いで、より自分の夢に挑戦していってほしい」って思うんです。その気持ちが、僕にとっての原動力です。
まずは相手の想いを受け止めることから始まる

── 今の仕事への向き合い方やスタンスを、一言で表すと?
橋本:第一声は「やります」ですね。
分からなくても、時間がかかっても、誰かの挑戦に対して自分が”面白い”と感覚で感じたことに関しては「やります」と言うことを大事にしています。
もちろん怖さはあります。
でも、信頼して話してくれた相手の想いを、こちらが受け止めなければ始まらない。だからまずは一緒に考えて、一緒に悩んで、一緒に動く。それが僕のやり方です。
── これからの展望について教えてください!
橋本:やっぱり、「夢がある人」と一緒にお仕事をしたいですね。
その夢がまだ漠然としていても構いません。
「こんなことをやりたい」「こんな会社にしたい」と前向きな未来に向かって語ってくれる人の側にいたいし、その夢に少しでも近づくお手伝いができたら嬉しいです。
“目の前の誰かの夢を、まっすぐ信じて、一緒に歩くこと。”
それが、誰よりも彼らしい強みだと感じました。
今後は、ブログやニュースだけでなく、代表の橋本の人柄を知っていただけるような記事も発信していくので、ご注目ください。