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京都市職員向け「スキルアップ研修(中小企業の経営支援)」を実施しました

京都市職員向け「スキルアップ研修(中小企業の経営支援)」を実施しました

2025年11月27日、京都市役所本庁舎にて産業観光局主催のスキルアップ研修が開催され、代表スタッフの橋本が講師として登壇しました。本研修は、市職員が“現場で本当に役立つ経営支援”を理解し、行政施策に活かすことを目的としています。

研修内容ダイジェスト

1.経営支援のリアル

中小企業が抱える課題は、資金繰り・採用・販路開拓・DX・事業承継など多岐にわたります。

研修では、

・経営者との信頼関係の築き方
・ヒアリングの進め方・現場調査(客動線・商圏・競合・アンケート等)
・SWOTやVRIOなどの経営に関する基本分析

など、支援プロセスを実例とともに紹介しました。

2.行政の役割

中小企業支援は行政だけで完結しないため、

・現場感覚を取り入れた制度設計をすること
・国・他自治体の制度の情報収集・積極的に活用すること
・専門性の高い経営支援プレイヤーとの橋渡し役として支援すること
・制度を現場に合わせて改善し続けること

といった視点が重要であることを共有しました。

3.ケーススタディ

建設業A社を題材に、「市職員としてどのように支援するか?」をグループで議論。
相談内容に合わせてよろず支援拠点、事業承継センター、SILK相談会などの経営の専門機関の活用や、経営実態や実行力を踏まえた支援アプローチなど、実践的な視点が意見として挙がりました。


研修の最後には、

「良い支援は、現場を知り、適切な支援機関へつなぎ、現場で使える支援施策に改善し続ける姿勢から生まれる」「良い経営者や支援者から現場感覚を掴み、効果的な良い経営支援施策を作っていってください」
と締めくくりました。

今回の研修が、市職員の皆さまの“より良い中小企業支援”につながることを願っています。

橋本経営相談事務所では、経営支援や事業承継に関するセミナーや研修の登壇も承っています。お気軽にこちらからお問い合わせください。


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